就活で迷っているあなたに入社4ヶ月で退職した私がアドバイスします
この記事に辿り着いたということは、あなたは今どうしようもなく「就活」で迷っていることでしょう。
分かります。私も昨年そうでした。
そもそも就活というのは今後の人生が大きく左右されるターニングポイントでもあるので迷って当然です。迷って迷って迷いまくりましょう。
そして迷った挙句こんなサイトに辿り着いてしまったあなた。おかえりなさい。二重の意味で。
失礼。つまり何が言いたいかというと、ぶっちゃけこれから私がお話しするのは「就活って本当に新卒でする必要があるのかなあ?」という話です。ほら、私4ヶ月で退職してるし。
なので、「絶対新卒で就職したいんだけど、自分のやり方が間違ってるのかなあ?」と”就活のやり方で迷っている方”はお帰りなさい。こんなサイトは目に毒なので、今すぐエントリーシートの書き方からもう一度見直してみましょう。
「本当は就職しないでやってみたい事とかあるんだけど、新卒で入社しないとこれから先生きていけないんでしょ?」と就活自体に迷っている方はおかえりなさい。ここがあなたの帰る場所です。
冗談はさておき、本当に就活自体に迷っている方がいたら、たった4ヶ月だけですけど、社会人の先輩としてアドバイスさせていただきます。
藁よりは役に立つと思いますよ。
新卒で入社することのメリット・デメリット
最初に言っておくと、新卒で入社することに学生側のメリットは少ない。
メリットが少ないというより、メリットのある学生が少ない。かといってデメリットが多いかといえば別にそういう訳ではないのだけれども。
この章では簡単に就活を経験した学生視点の新卒一括採用のメリット・デメリットを挙げていきます。
メリット
- 大企業に入りやすい
とにかく昔から言われている新卒一括採用においての最も大きいメリットがこれです。
大した能力が無くとも、学歴・人柄・熱意さえ良ければあの大企業入社できる。そんな機会は新卒を逃したらほぼありません。最近では学歴を見ないなんて企業も増えてきたので、もし入りたい企業があるのであれば、挑戦してみるのも良いでしょう。でも大企業に入れば将来安泰なんて時代は終わったので、誤解されている方はご注意を。
- 色んな会社の役員と話せる
これも新卒ならではのメリットです。個人的にはこっちの方が大きいです。
特に企業説明会などは、企業側にもメリット(広告など)が大きいため役員の人が出てくるパターンも少なくありません。もちろん大々的には会社の良いことしか向こうは言ってきませんが、小さい企業なんかは少人数でざっくばらんに話してくれる事もありますので、色々聞いてみるのも面白いかもしれません。
デメリット
”新卒”というプレッシャー
「新卒で入社できなければ人生終了。」そんな風に思っている人もいるのではないでしょうか?現実はそんな事決して無いのですが、残念ながら就活に失敗して自殺してしまうなんてニュースもあるくらいですから、少なからずいるのが事実です。
新卒という名前が使える1年間は、確かに就職に関しては有利な時期でもありますが、世の中には第2新卒というカードもありますし、そんなに気にやむ必要も無いんだけどなあ・・・。
お金がかかる
最初は大都会東京・新宿・渋谷に繰り出すのが楽しかったりするのですが、翌月あたりの預金口座を見て現実に戻ります。あれ?交通費結構かかってるな・・・。ってね。それにリクルートスーツだってタダではありません。他にも参考書や履歴書、人によっては履歴書の証明写真に1万円近くかける人もいるみたいですね。私は駅前にある証明写真撮るアレで撮りましたが・・・。
みんなやってる
個人的に思う一番嫌な所。日本人っぽいデメリットですね。
家庭内環境とか、友人環境にもよるのでしょうが、なかなか今のご時世では新卒で就活をしないという人は周りに理解されにくいです。理解されないとどうなるか、生き辛いです。でも結局就活なんてただの通過点で、本番は就職してからということに気づけず、適当に就活し適当に入社して、結局入社して4ヶ月で辞める・・・私みたいになりかねませんので、自分の意思は大切にしましょう。
結局どうすればいいのか?
究極言ってしまえば「好きにしろ」になってしまうのですが、それではアドバイスになりませんので、きちんと社会経験4ヶ月で得た教訓をお伝えいたします。
やりたいことがあるけどとりあえず就活しているあなた
あなたは私と同じタイプです。きっと根がすごく真面目な方なのだと思います。
「とりあえず一度社会経験積んでから」「ある程度貯金をためてから」など、とりあえずと言ってもある程度の就活する理由もあると思います。
しかし、それがもし「やりたいことが失敗した時の保険」と考えているなら一度考え直した方がいいです。
あなたが何をやりたいのか、なりたいのかは知りませんが、それは保険を掛けながら叶えられる夢なのでしょうか?
例えば、走り屋が愛車に自動ブレーキを搭載して、果たして本気で峠を攻めることができるでしょうか?残念ながらすんでの所で車は止まってしまいます。
そう、保険があると人は無茶ができると思いがちですが、実は保険があると無茶できる範囲が狭まってしまうのです。一度得たものを手放すという行為は、思っているよりも難しいです。それが金銭的なものであればあるほどブレーキというのは強く掛かってしまいます。
結局生きるか死ぬかの瀬戸際に立つくらいの覚悟がなければ、夢を叶えることができないのです。
とはいえ、「じゃあ全て投げ捨てて夢を追え!」と言っているのではありません。入っておくと良い保険もあります。
それが「何もかも失っても帰ってこられる場所」です。
この場所は人それぞれです。家族はもちろん、自分が身一つになってもやっていける特技とか、友人のコネとかがあればそれも「場所」です。
要は、これに失敗して無一文になっても助けてくれる、生きていける場所が必要なのです。
こういった金銭的なブレーキではなく、精神的なブレーキがあれば、多少の無茶もできますし、生きてさえいればお金の面は大体なんとかなります。
今のご時世、アルバイトはもちろん、家でもそれなりに稼ぐ方法ならいくらでもありますからね。
社会経験を積みたいという人は、その社会経験が将来やりたい事とどう繋がっていくのかが、きちんと明確になっているのであれば積むべきだと思います。
極端な事を言えば、寿司屋の板前になりたい人がIT系の企業に就職しても、そこで得られるのは寿司には何一つ関係ない知識ばかりですよね?そういった繋がりを無視して就職しても、あまり意味はありません。
それと、やりたい事と社会経験がどうしても繋がらない!何が何でも一回は会社で働いてみたい!という人には、とりあえず営業職がオススメです。
営業職は確かにキツイですが、営業は人とコミュニケーションを取る仕事なので、自分が第三者からどう見られているのか、相手はどうしたら喜ぶのか、など全ての仕事に共通して必要な力を身に付けることができます。
まあそんな仕事を私は4ヶ月で辞めてしまったので説得力無いのですが・・・。
まとめ
長くなってしまったので、箇条書きでまとめます。
- 金銭的ブレーキは掛けないほうがいい
- 精神的ブレーキは掛けたほうがいい
- お金は案外何とかなる
- 将来に繋がる社会経験を積んだほうがいい
- 迷ったら営業職
きっとこれを全て読んだからと言って、答えなんて出ないでしょうし、もし仮に答えが出たとしても、それはあなたの中で既に決まっていた答えです。
私も会社で働いていた頃、何度も朝の出勤時にフリーランスについて調べていましたが、もうそれを調べている時点で私の答えは決まっていたのです。
上の記事でも書きましたが、一番大切なのは「後悔」しないことです。
私は「後悔」しない人生を歩みたいから、「覚悟」を決めて「選択」しました。
その答えが正解かどうか決めるのは、他でも無い自分だから。
だから答えが決まった時点で選択したのです。
答えが分かっても選択しなかったら0点ですからね。
それでは